その昔日本では 神仏習合思想が通常で神社に寺が付属していたり 寺の中に神社や鳥居が設けられておりました
それらの寺を『神宮寺』『神護寺』などと称します
それが明治時代になり『廃仏毀釈』神仏分離令
のために僧侶が神官に転ずるなど様々な出来事がおきました
当然に『伊勢神宮』にも神宮寺は存在しました
その寺は『大神宮寺』と称し三重県津市にあります
その昔は大きな寺院として存在したそうですが 現在ではこじんまりとした趣のある由緒正しいお寺です
大神宮寺さまには代々と「聖天さま」がお祀りされており
その関係もありまして 昨年より「大神宮寺の柴燈護摩」
に参列させて戴いています 本年もお誘いを戴きましたので1月17日(阪神大震災の日)に御柱の鎮魂のために護摩道場内
の結界を【宝剣作法】により修してまいりました
本年も年始より様々不幸な出来事や事件が頻発しております
お心を痛めておられる方も多いことでしょう
私も 仏事の時には常に日頃お目にかかっている
患者様のお顔を 思い浮かべながら
大事を小事に 小事を無事との願いを込めまして弘法大師の弟子の一人として
祈念させて戴いております