我々真言宗の僧侶は 基本的に樒(しきみ)を仏さまに御供えします
葉っぱをちぎって しきたり通りに御供えするのですが 真言宗の中でも
古儀真言宗と新義真言宗では 葉っぱの並べ方や ちぎり方に違いがあります
私の属している高野山真言宗は 古儀真言宗ですので 通常は古儀のしきたりに
従って樒を並べます ちなみに僧侶は樒の葉(しきみのは)とは言わずに樒の華(しきみのはな)と言います
真言僧侶が阿闍梨になる為には 四度加行 という行を満行しなければなりません
その折の不動護摩で使用した樒の華から始まり その後に各種祈祷護摩で使用した樒の華や
本尊でもある 聖天尊の浴油供に使用された樒の華が 数個の箱に相当たまってきておりましたので
それを1つの箱に集約すべく 箱を新調しました
あっ!申し遅れましたが その樒の華は 私が定に入った折に棺に入れて貰うためのものです
我ながら よくもこれだけ祈祷をしたものだと 感心しています
何はともあれ この箱が満杯になるまでは もう少しだけ余裕がありますので
がんばって 祈祷を続ける所存です